ベランダや屋上は、雨風や紫外線などの自然環境にさらされています。
そのため、防水加工が必要です。
防水加工とは、ベランダや屋上の床面に防水シートや防水塗料などを施すことで、水の浸入を防ぐ工事です。
しかし、防水加工も永久的なものではありません。
時間が経つと、防水シートや防水塗料は劣化してしまいます。
劣化の原因は、主に以下の3つです。
紫外線:
紫外線は、防水シートや防水塗料の成分を分解し、弾力性や耐久性を低下させます。
熱:
熱は、防水シートや防水塗料を膨張させたり収縮させたりします。
これにより、ひび割れや剥がれなどの損傷が発生します。
水:
水は、ひび割れや剥がれなどの損傷から浸入し、床面の下地材を腐食させます。
また、凍結融解を繰り返すことで、損傷を拡大させます。
防水加工の劣化は、目に見えにくい場合が多いです。
しかし、放置しておくと、床面が膨らんだり沈んだりする「浮き」や「沈み」などの重大なトラブルにつながる可能性があります。
そのため、定期的な点検と補修が必要です。